2022-06-02 IPA の資格について、一通り概要を確認
応用情報の結果はまだわからないけれど、合格したことを前提に、次に取得する資格を考えることにした。
個人的な事情だが、私の今勤めている会社では、 6月と 12月に経営層との面談が行われる。
6月末決算の会社なので、 7月 ~ 12月を前期、 1月 ~ 6月を後期と呼ぶ。
それぞれの半期において目標を立てることが求められる。この 6月の面談では、 2022年1月から 2022年6月までの期に立てた目標の達成度の確認と、次の目標の決定が行われる。
個人目標と業務目標、ふたつのカテゴリがある。業務目標についての説明は省くとして、個人目標には通常、資格の取得を設定する。
そして今期の個人目標の一つが、応用情報技術者試験の合格だった。もう一つ、 Google Certified Professional Cloud Developer の合格を目標に設定しており、こちらは先日達成することができた。
来期のひとつはまた Google Cloud Professinal 資格を設定するとして、もう一つを IPA 資格にしようとしている。
元々はネットワークスペシャリスト試験の合格を目標にするつもりだったが、確認したところ令和元年から試験日が秋期ではなくなっており、春期に変更されていた。というわけで、この半期の目標として設定することはできないことが分かった。
そのため、一通り IPA の試験を確認して、何の試験を受験するかを選定することにした。
とはいえやったこととしては、 IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧 のページを上から順に確認していっただけだ。
簡単な作業だったが量が多く、一時間近くかかった。ほぼ先のリンク先のまとめだが、テーブル形式でまとめておく。
なお、 ITパスポート、SG、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験についてはもうよく知っているので、まとめに含んでいない。
名称 | 試験時期 | どういう技術者? |
IT ストラテジスト | 4月 | IT を活用した事業革新、業務改革、革新的製品やサービスの開発・推進または支援を行う技術者 |
システムアーキテクト | 4月 | ITストラテジストによる提案を受けて、情報システムまたは組込みシステム、IOT を利用したシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計したり、開発を主導したりする技術者 |
プロジェクトマネージャ | 10月 | プロジェクトマネジメント業務を単独、またはチームの一員として行う技術者 |
ネットワークスペシャリスト | 4月 | ネットワークに関係する固有技術を使用し、最適な情報システム基盤の企画、要件定義、設計、開発、などなどを行う技術者 |
データベーススペシャリスト | 10月 | データベースに関係する固有技術を使用し、最適な情報システム基盤の企画、要件定義、設計、開発、などなどを行う技術者 |
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 | 10月 | IoT を含む組み込み開発に関係する広い知識や技能を活用し、最適な組込みシステム開発基盤の企画、要件定義、設計、開発、などなどを行う技術者 |
IT サービスマネージャ | 4月 | サービスの要求事項を満たし、サービスの計画立案、設計、移行、提供および改善のための組織活動および資源を指揮し、管理する技術者 |
システム監査技術者 | 10月 | 情報システムや組込みシステムを総合的に点検、評価、検証して、監査報告の利用者に情報システムのガバナンス、マネジメント、コントロールの適切性などに対する保証を与える技術者 |
情報処理安全確保士 | 4月、10月 | 情報セキュリティに関係する専門的な知識、技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画、設計、開発、運用を支援し、またセキュリティ調査、分析、評価を行い、結果に基づいて必要な指導、助言を与える技術者 |
なお、情報処理安全確保士には国家資格があるらしい。こちらもまた調べてみようと思う。
あとがき
余談だが、 IT ストラテジストとシステム監査技術者の試験は他の高度試験と比較しても非常に難しいらしい。