2022-08-11 Docker におけるファイルコピー
前提
記載例は、自分がプライベートで作成している PHP アプリケーションの Dockerfile から借用した。
COPY vs ADD
ADD は、 tar ファイルを解凍しつつコピーする際に利用する。
基本的には、機能が絞られていてシンプルな COPY を利用することが推奨されている。
ファイルのコピー
下記のようにコピーする。複数ファイルのコピーが可能である。
COPY ./phinx.php ./ COPY ./composer.json ./composer.lock ./ COPY ./bin/run.sh ./bin/
コピー先がディレクトリの場合は、最後にスラッシュをつけること。
以下のようにコピーすると、./bin/run.sh のコンテンツが、 ./bin という名称でファイルコピーされてしまう。
COPY ./bin/run.sh ./bin
ディレクトリのコピー
以下のように行う。
COPY ./db ./db COPY ./src ./src
残念ながら、以下のようにまとめて記載することはできない。
COPY ./db ./src ./
この場合、 ./db、./src のコンテンツの中身が、 ./ 以下に展開されてしまう。
つまり、コンテナ内のファイル構造はこんなことになる。
./Application ディレクトリなどは、元々 ./src 以下にあったものである。
これが ./ 以下に展開される形でコピーされているのがわかる。
total 2920 drwxrwxrwx 1 www-data www-data 4096 Aug 11 06:47 . drwxr-xr-x 1 root root 4096 Apr 10 2021 .. drwxrwxr-x 3 root root 4096 May 5 20:54 Application drwxrwxr-x 11 root root 4096 Feb 22 14:10 Domain drwxrwxr-x 2 root root 4096 Jan 16 2022 Exception drwxrwxr-x 9 root root 4096 Feb 10 04:28 Infrastructure -rw-rw-r-- 1 root root 786 May 5 23:16 composer.json -rw-rw-r-- 1 root root 187598 May 5 20:54 composer.lock -rwxr-xr-x 1 root root 2722254 Aug 11 06:39 composer.phar drwxrwxr-x 2 root root 4096 Dec 25 2021 migrations -rw-rw-r-- 1 root root 1138 Feb 8 2022 phinx.php -rw-rw-r-- 1 root root 63 Aug 11 06:42 run.sh -rw-rw-r-- 1 root root 1532 May 5 22:55 runCheck.php drwxr-xr-x 21 root root 4096 Aug 11 06:47 vendor
