たろログ2

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2022-08-28 データベースについて学ぶ

まえがき

データベーススペシャリストの午前Ⅰの問題を解いていたが、想像に比べてあまりにも難しく感じたので、一度「達人に学ぶ DB 設計」という書籍を通して読んでみることにした。

Kindle で購入したが、積んでいた書籍である。

情報

データを「観点」や「文脈」に従って抽出し、利用者にとって有用な形としたもの。

例.)

利用者の目的:「このお客さんは、どのような商品であれば買うだろうか?」ということが知りたい。

問い:「このお客さんは、どのような商品であれば買うだろうか?」

情報:「このお客さんは、どのような商品であれば買うだろうか?」という問いに対する答え。

データ:「このお客さんは、この日時にこの商品を買いました」というデータ。

観点や文脈:「このお客さんはどのような時期によく商品を買うのか」

「どのような種類の商品を買っているのか」

「お客さんの属性はどのようなものか (日本人、男性、若者、大阪在住など」

「似た属性の人が買うのはどのようなものか」

データ

単なるデータ。それ単体や、無加工の状態では役に立たないことが多い。

多くの場合量が膨大であり、ただ眺めていても役に立たない。

例.) 「このお客さんはこの日時に、この商品を買いました。」

観点 (文脈)

膨大なデータに対し、分析を加える際の羅針盤のようなもの。

RDBMS でいえば、これに従って SQL が作成される。

例.) 「このお客さんはどのような時期によく商品を買うのか」

例.) 「どのような種類の商品を買っているのか」

例.) 「お客さんの属性はどのようなものか (日本人、男性、若者、大阪在住など」

例.) 「似た属性の人が買うのはどのようなものか」

データベースの歴史

データベースの概念は、磁気ディスクなどの直接アクセス記憶媒体の登場によって可能となった。

それまでの磁気テープの時代においてはデータは順次保存されるものであり、データベースの概念の実現は難しかった。

これらは対比的に、「バッチ処理による保存」と「対話的な保存」として表現することもできる。「バッチ処理による保存から対話的な保存へ」というような感じである。