たろひだ新聞 2024年6月22日 朝刊
コラム
海外で買い物をした時のクレジットカードの為替レート
三井住友銀行のクレジットカードにおいては、事務手数料 (2.20%) を加えたレートで決済されるとのこと。
外貨でのショッピングご利用代金は、Visa、Mastercardなどの国際提携組織の決済センターに売上データが到着した時点(ご利用日から約2~4日後)で、国際提携組織が指定する為替レートに、弊社の海外事務処理手数料を加えた為替レートで日本円に換算します。
実際の換算日や換算レートについては、レートの換算日以降(ご利用日から約2~4日後)にWEB明細書にてご確認いただけます。
海外でカードを使った場合やインターネットで外貨決済をした際の換算レートを教えてください。 | 三井住友カード
₩ で計算してみます。
現在の ₩ のレートは、 1₩ = 0.114円です。
このレートで 100000₩ を円に変換すると、 11400円になります。 100000₩ の買い物をするのに、11400円が必要です。
為替レートは、 1₩ = 0.114円。
手数料 (250.8円 = 100000₩ x 0.114 x 0.022) がかかると、請求される金額は 11650円 になります。
為替レートは、1₩ = 0.1165円。1₩あたり 2厘程の差額になります。
なおこの計算では手数料にのみ着目しており、両替におけるコストを考える際には「 国際提携組織が指定する為替レート」の為替スプレッドを考慮していない点注意が必要です。
実際の決済レートについてはまた改めて確認してみようと思います。
現地での両替とどちらの方が安いのか?
前述の通り、上記の計算では為替スプレッドのコストを考慮していないという注意点がありますが、それを踏まえて、現地での両替とどちらの方が安いのかを考えます。
先程の手数料込みの 1₩ = 11.65円の計算 (₩→円レート) を、 1円 = 𓏸𓏸₩ (円→₩レート) に変換します。
1円 = 1₩ / (0.114 x 0.22) = 1 / 0.1165 = 8.58₩
手数料を除くと、
1円 = 1₩ / 0.114 = 8.77₩
8.55₩ 以上のレートであれば、クレカ決済よりも両替の方がよいみたいです。