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2022-05-18 提案書、企画書について

会社でサービスの新機能についての提案を求められている。

「提案書」というものを作ることになったため、「提案書」の書き方、そもそも「提案書」とは、そもそも「提案」とは、などの諸々について芋づる式に調べた。

提案書と企画書の違い

調べたら色々と出てくるが、定義にはやや揺れがあるように感じた。

例えば会社で「提案書を作ってくれ」と言われた場合は、言葉の定義について依頼者とすり合わせを行ったほうがよさそうだということをあらかじめ断っておく。

  • 提案書は何らかの改善案を伝えるためのもの。それに対し、企画書は新しいプロジェクトや催し物、新商品などを企画し、それをまとめたもの

  • 提案書は相手の課題を整理し、解決策を示すためのもの。広く利用される。企画書は、業務レベルまでコストやスケジュールを落とし込んで計画したもの。費用対効果まで算出したもの。

  • 提案書は、業務の中で気が付いた改善点などを扱う。企画書は、新しい仕事の発案、新しい仕事の実施など、アイデアを扱う。

提案

  • 案を提出すること。またその案のこと。

  • まだ確定していないで、調査や相談を要する事柄、計画、目論見。また、それを書いた文書。

  • 思案、考え、工夫、計略のこと。

企画

あることを行うために計画を立てること。また、その計画のこと。企てのこと。

提案の目的

提案を行う相手の課題を解決すること。

提案を行う相手には、前提として何らかの課題がある。

それに対し、提案という形で解決策を提供するのが提案の目的である。

最終的には、解決策の提供によって何らかの利を得ることが目的であろうと思う。信用とか、金銭とか、自己満足とか。

提案書の目的

提案書の目的は、相手の課題を解決するために「解決策を採用してもらうこと」である。

「相手の課題を解決する」という提案の目的を達成するための手段として、「解決策を採用してもらう」ことが必要となる。

そのために、採用に必要となる情報を整理し、伝わりやすい形にまとめ、共有する。

企画書で扱うもの

  • イデアの概要

  • イデアのメリット、デメリット

  • イデアの費用 (概算)

  • イデアの目的、狙い、その背景 (必要性を感じたエピソード、経緯)

  • イデアの実現方法 (概要)

企画書で扱わないもの

  • イデアの要件 (要件定義書で扱う)

  • イデアの詳細な費用 (要件定義書で扱う)

  • イデアの詳細な見積もり (要件定義書で扱う)

  • イデアの仕様 (仕様書で扱う)

  • イデアの詳細かつ具体的な実装方法 (仕様書で扱う)

企画書の作り方

「相手に採用してもらうこと」が目的となる。そのため、フォーマットや書き方、文章、図やイラストの挿入については、相手 (採用の判断をする人) の好みに徹底して合わせるのがよい。

また、そのためにも念入りなヒアリングが必要となる。フォーマットや書き方だけでなく、内容についても相手の求めるもの、課題などをヒアリング、理解した上で作成することが肝要である。

以上を踏まえて

今回作成すべきは提案書、企画書ではないなと思った。

加えて、今まで提案書として作っていたものは企画書のニュアンスが強いような気がするなと思った。

続けて、要件定義書について調べる。

要件定義書

実現する機能などの情報を情報を整理し、クライアント側に提出するために開発側が記述するもの。

クライアント側 : 今回であれば社長

開発側 : 今回であれば我々

要件

必要な条件のこと。「学校教師としての要件を満たす」「彼は人格者としての要件を満たしている」

要件定義書に書くこと

  • クライアントの要望

  • その要望をどのように叶えるのか (多くはシステムによって)

要望

物事の実現を強く求めること。「市民が政府に校舎の建設を要望する」「公園を増やすことを要望する」

上記を踏まえて

今回作成する資料は、要件定義書として作成することにした。

段落は以下のように構成する。

  • 新機能の概要

  • 新機能を追加する目的

  • 新機能の追加によって変わること

  • 画面表示

  • 設定フロー

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