2023-04-10 社内ドキュメンテーションとの向き合い方
前提
- サーバ・ネットワーク機器の障害対応チームメンバー
- 発生した障害やその対応経緯は、チケット管理システムで管理
やったこと
同僚の役に立つだろうと、自分の知見を積極的に公開した。
- 社内チャットへの書き込み
- チケット管理システムへの書き込み
- ドキュメント化しての共有 (Google Document 等)
結果
思っていたより反応がなかった。
その結果
- 周囲に対する不満が溜まった
- 周囲に失望した
- 自分が提供するばかりで返ってくるものがなく、損している感覚になった (同僚は自分のように、積極的にノウハウを公開してくれなかった)
今思うと
「自分の方が優れた方法を知っている」ので、「周囲を教育してやろう」という意識があった。周囲を見下していた面があったように思う。
「情報共有することで、お互いに楽ができるよね」という助け合いの精神も持っていたが、それが「正しいことである」という信念が強すぎ、それをしない同僚の姿勢を否定していたように思う。
今は
今は周囲から「お、いい記事だね!」とすぐ評価されることは期待せず、淡々と社内ドキュメントを書き溜めている。
公開したタイミングで役に立つよりも、数年後、困った人が検索するなどして見つけ、ひっそりと助かるという役に立ち方の方がかっこいいと、今はそう思っているし、そういう考え方で社内ドキュメントの執筆という作業と付き合っていくのがいいと考えている。
2023-03-24 エグジットチューンズって何
経緯
ヴィラン (アレンジ ver.) - YouTube の動画を視聴していた。
この曲好き。
んで、収録アルバムが気になった。
「EXIT TUNES PRESENTS Vocalodelight -DIGITAL EDITION-」という名称だった。
エグジットチューンズ
レコードレーベル。
EXIT TUNESのレコードレーベルで発表される曲には、初音ミク、めぐっぽいど、および歌ってみたの歌い手などの楽曲が多いとのこと。
ポニーキャニオン株式会社が運営する。
このレーベルの名称で CD アルバム等が発売される他、このレーベルの名称を冠したライブイベントが開催されたりしている。
レコードレーベル
本来は、レコードに貼られていたラベルを指す言葉。
転じて、 CD がどこのレコード会社から発表されたかを指す言葉となった。
著名なレコードレーベルは、ブランドイメージを持つことがある。
ポニーキャニオン株式会社
大手映像・音楽ソフトメーカー。
フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社。
「EXIT TUNES PRESENTS Vocalodelight -DIGITAL EDITION-」というアルバム音源に対する権利、いわゆる「原盤権」を所有しているのは、この会社だと思う。
エグジットチューンズについては 2006年に資本参加、 2014年に完全子会社化。同社ブランドを所有することになった。
同様、ポニーキャニオン株式会社が保有するレコードには「キャニオンレコード」などがある。
原盤権
CD についての権利体系がよくわからなかったが、調べてみたらこんな感じっぽい。
DTMer・音楽クリエイターのための著作権法 ① 著作権法の基礎知識 (sleepfreaks-dtm.com)
作曲家が保有する著作権 (メロディ、歌詞等) とは別に、レコード会社には作成した音源に対する権利、原盤権が発生する。
ポニーキャニオン株式会社や、子会社化される前のエグジットチューンズが保有し、ビジネスに活用していたのはこの原盤権である。
余談
今回 Word で文章を書いたが、以下のテンプレートがなかなか良かった。
2023-03-15 仕事中眠たい
前提
- 開発業務中
- 既存のソースコードを読んだり、新規にコーディングする内容を考えたりしているとき
発生した問題
眠たくなる
解決方法
既存のソースコードに対する理解を深める。
詳細
眠たくなるのは、接しているソースコードや技術について「わからない」ためだった。
既存のソースコードに対する理解を深めると、眠たくなくなった。
可能な限り既存のソースコードを読まず、変更に必要な最小限の読み込みで済ませようとすると理解が足りず眠気が発生した。
自分で「理解できた」としっくりくるまで、読み込む範囲を広げていった。
また、利用している外部ライブラリを利用して、小さなアプリケーションを自作してみることも効果があった。
外部ライブラリとアプリケーションのコアとの接点がはっきりとし、アプリケーションの構成をはっきりと捉えられるようになった。
「坂の上の雲」読書記録
明治の人の生き方、考え方
一言でいうなら、「温故知新」の本だった。
今の自分が常識としている考え方とは異なる考え方がガンガン出てきた。
一番大きかったのは、「自分を犠牲にする」「自分の人生を国のために使う」ような生き方をする人が多かったこと。
またマネジメントにおいては、「部下に一切を任せ、自分はいざというとき腹を切る」という振る舞いをする大山大将のような手法が非常に斬新だった。西郷隆盛にも通ずる、薩摩の人間の大将像だと司馬遼太郎は説明していた。
難しい
内容が非常に難しかった。また、ところによってはそのために退屈だった。結構流し読みした。
特に、バルチック艦隊の航海についての記述は非常に退屈で、難しく、長かった。
バルチック艦隊を日本帝国海軍が破るという描写を早く読みたかったので、登場人物と同様、自分も早くバルチック艦隊が日本海に着いてほしいと思った
辛い
旅順攻城戦は本当に辛かった。伊地知参謀長や乃木大将を責めて気を紛らわすこともできるにはできるが、もう終わったことであり、そうしたところで仕方がない。ただ、無為に死んでいく日本兵が辛かった。
あっけなく
あれほど楽しみにしたバルチック艦隊と統合艦隊の戦いだったが、その内容はあっけなく終わった。この内容は 8巻で描かれたのだが、 8巻は夢中で一気読みしてしまったのでそう感じたのかもしれない。
夢中になってしまったことによる怖さ
正直夢中で読んでしまった。
またやはり日本を応援し、日本兵の死を悲しみ、日本兵の進軍を喜び、ロシア兵の兵力が失われることを喜んでしまったところがあった。
完全に日本人としての立場で読んでしまう。そこに少し恐ろしさを感じてしまった。
司馬遼太郎の文章力は凄まじく、引き込まれ夢中になってしまったが、国粋主義に陥ってしまう危険を感じた。司馬遼太郎がその意図を持っているかどうかはわからないが、勝手にそうなってしまうような気がした。
今回の日露戦争は「祖国戦争」として描かれており、言うなれば各国が行った「民主革命」や「独立戦争」の内容と近く、ナショナリズムを煽るのは性格的に当然なのかもしれない。
「坂の上の雲」の文章内においても、司馬遼太郎は度々その後の太平洋戦争への批判を述べていた。日露戦争の性格と比較する形でよく記述されていた。
その後の日中戦争や韓国併合、太平洋戦争についての書籍も同様に読んでみようと思う。また、日露戦争においてはその後反省が行われなかったため、太平洋戦争で無謀な戦争を日本が引き起こしてしまったと司馬遼太郎は考えていた。太平洋戦争について、敗因を分析する書籍はあったと思うので、それを読んでみたい。
2022-12-03 Google Docs から HackMD に移行した
ドキュメンテーションツールの履歴
2年ほど前までは HackMD を使っていて、その後 esa に移動、そして、半年ほど前から esa を解約して Google Document を使っていた。
HackMD
無料で使える Markdown エディタというのがよかった。
esa
HackMD などに日記を書いていたが、仕事のことなども書くことになる。
無料の得体のしれないサービスに会社のことを書くのもなということで、esa に移動した。
Qiitadon の @7of9 という人の影響もあった。
Google Docs
会社でも日記を書くようになり、会社のことは会社の日記に書くようになったため、 esa を利用する理由がなくなった。でも、便利なので使っていた。
会社では Google Document で日記を書いていた。
これが便利だったので、自宅での日記も Google Document で書くようになった。
特に、@today
のマクロで日時情報を入力できたり、 https://docs.new の URL で新規ドキュメントを作成できたりするのが個人的に非常に気に入っていた。ドキュメントを新規に作成するハードルが低くていい。
esa は使わなくなったので解約した。
HackMD
Google Document は、はてなブログへの投稿が非常に難しかった。
何より、画像の扱いがよくない。
markdown にコンバートしてくれる拡張を用いているのだが、画像は手動で取得する必要がある。
そして、これがコピペできない。
はてなブログに投稿するために、わざわざ画像を取得し直したり、 HTML の zip としてダウンロードして解凍し、それをはてなブログにアップロードする必要がある。
書いてすぐ投稿できるインターフェースが欲しかったので、 HackMD に戻ってきた。
Notion
これを書きながら、 Markdown は表形式のデータに弱いのだよなということを思い出した。
Notion を試しに利用してみようと思う。
2022-12-03 学習記録をつける時間を確保するのをやめてみる
まえがき
今まで、仕事終わりの生活はこんな感じだった。
今日は、自然と以下のような形となった。
めちゃくちゃ仕事内容の深堀りに時間費やしているのは我ながら狂ってるなと思いつつ。
日課としての「学習記録」
今まで、「学習記録をつける」という時間を別途確保していた。ただ、実際にはあまり活用されることはなかった。
今日仕事の内容深堀りをしている時間に、自然とその内容の学習記録もつけていたのだけれど、この方式がいいなと思った。
日課、習慣づけ、日々安定した生活。 そういったものを重要視し、実際望む生活は得られた一方で、なんかフットワークが重くなっている気がする。
「学習記録」をつける時間を、明示的に確保しないことにした
明日の予定。まだ日記のあとは考えていないが。
「学習記録をつける」という時間は確保せず、各タスクの終わりに記録をつけることにする。
最近早寝しないと寝坊してしまうということもないし、ちょうど部屋も寒くなって寝付きにくく、寝るのも遅くなっている。
夜は好きなだけ学習に時間を割いて、やることなくなって眠たくなったら寝るという生活をしてみようと思う。もし睡眠不足になったとしても、どうせ昼寝で調節ができるし。